管理業務主任者が関わる管理事務には中心となる3つの業務があります。これを外部に丸投げすることも禁じられています。
基幹事務って何を指すか、紗英さん説明できる?
はい。
基幹事務は3つあって、1つ目が管理組合の会計の収入及び支出の調定、2つ目が出納、3つ目がマンションの維持又は修繕に関する企画又は実施の調整です。
完璧よ。
この3つが管理事務の中でも特に中核となる業務なの。
「調定」ってなに?
聞き慣れない言葉なんだけど。
簡単に言うと、収入や支出の内容を確認して金額を確定させることよ。
出納は実際にお金を受け取ったり支払ったりすること。
うぅ〜ん、じゃあこの3つの仕事は、他の会社に丸ごと任せちゃってもいいのぉ?
それがダメなの。
マンション管理業者は、基幹事務の全部を一括して他人に再委託してはならないの。
これが再委託の制限よ。
つまり、基幹事務の一部だけを再委託することは禁止されていない、という理解で合っていますか?
そう、全部を一括して丸投げすることが禁止されているの。
管理組合が信頼して契約した業者が、責任を持って業務にあたることが求められているのよ。
確認クイズ
基幹事務に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 基幹事務とは、管理組合の会計の収入及び支出の調定、出納、マンションの維持又は修繕に関する企画又は実施の調整をいう。
- マンション管理業者は、基幹事務の一部を再委託することも一切禁止されている。
- 基幹事務には、清掃業務や警備業務も含まれる。
- 基幹事務の全部を一括して他人に再委託することは、管理組合の承諾があれば認められる。
こたえを見る
正解: 1. 基幹事務とは、管理組合の会計の収入及び支出の調定、出納、マンションの維持又は修繕に関する企画又は実施の調整をいう。
正解は1。基幹事務は会計の収入支出の調定・出納・維持修繕の企画実施の調整の3つです。2は一部の再委託は禁止されていないため誤り。3は清掃・警備は基幹事務に含まれないため誤り。4は基幹事務の全部の一括再委託は管理組合の承諾があっても認められないため誤りです。「全部を一括して」という言葉に注目して読み解きましょう。