長期修繕計画を立てるには、工事項目ごとのおおよその周期を知っておく必要があります。ここでは代表的な項目を見ていきます。周期を知っておくと、資金計画の見通しも立てやすくなります。
先生、修繕周期は工事の項目によって違うのですよね。
そうよ。
国土交通省のガイドラインなどでは、部材や仕上げの種類ごとに目安となる周期が示されているの。
あくまで目安として押さえておいてね。
鉄の手すりとか、鉄部の塗装ってすぐ錆びちゃいそうだけど、どのくらいの周期でやるの?
鉄部塗装は劣化が進みやすいから、比較的短い周期で行うのが目安とされていて、おおむね4〜6年程度が一つの目安とされているわ。
外壁の塗装仕上げについては、おおむね12〜15年程度が目安とされていますよね。
うぅ〜ん、屋上の防水はどのくらいの周期なのぉ?
屋上防水は防水の種類にもよるけれど、おおむね12〜20年程度が目安とされることが多いの。
ただし劣化の状況によって前後することもあるから、定期的な調査診断とあわせて判断するのが基本よ。
よっしゃ、要は場所によって傷みやすさが違うから、周期もバラバラってことだね!
鉄部は特に気をつけないと!
つまり、長期修繕計画を立てる際は、こうした目安の周期を参考にしつつ、実際の劣化診断の結果も踏まえて判断する、という理解で合っていますか?
確認クイズ
修繕周期に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 鉄部塗装等は、他の項目に比べて劣化しにくいため、最も長い周期が目安とされる。
- 外壁塗装仕上げの目安周期は、鉄部塗装等の目安周期よりも一般に短いとされる。
- 国土交通省のガイドライン等で示される修繕周期は、あくまで目安であり、劣化診断の結果なども踏まえて判断される。
- 修繕周期は、建物の状況にかかわらず、常に一律で固定されている。
こたえを見る
正解: 3. 国土交通省のガイドライン等で示される修繕周期は、あくまで目安であり、劣化診断の結果なども踏まえて判断される。
正解は3。修繕周期はガイドライン等で示される目安であり、実際には劣化診断の結果なども踏まえて判断されます。1は鉄部塗装等は劣化が進みやすく、比較的短い周期が目安とされるため誤り。2は外壁塗装仕上げの目安周期は鉄部塗装等より長いとされるため誤り。4は劣化の状況によって前後するため誤りです。各項目の周期を大まかにでも把握しておくと、長期修繕計画の内容を評価する際に役立ちます。