長期修繕計画 ― 計画期間と見直しのルール

将来の修繕に備える長期修繕計画の考え方を、国交省ガイドラインから確認します。

マンションを長く安全に使い続けるには、将来を見据えた長期修繕計画が欠かせません。その基本ルールを見ていきましょう。計画の有無が資産価値にも影響します。

日向 まどか(普段) 日向 まどか

長期修繕計画って、そんなに先のことまで決めておくものなの?

黒瀬 志保 先生(普段) 黒瀬 志保 先生

そうよ。長期修繕計画は、将来必要になる計画修繕の内容や時期、費用の見込みをまとめた計画のことよ。

相良 紗英(普段) 相良 紗英

国土交通省のガイドラインでは、計画期間について新築時は30年以上、既存マンションでは25年以上とすることが示されていますよね。

白石 みつき(しょんぼり) 白石 みつき

うぅ〜ん、そんな先まで決められるものなのぉ?
物価とかも変わっちゃいそうだけど…

黒瀬 志保 先生(普段) 黒瀬 志保 先生

いいところに気づいたわね。
だから長期修繕計画は一度作って終わりではなく、概ね5年ごとに見直すことがガイドラインで示されているの。
実際の劣化状況や物価の変動などを反映していくのよ。

日向 まどか(笑い) 日向 まどか

よっしゃ、要は長期の作戦を立てつつ、定期的に見直して修正していく、って感じだね!
バド部の年間練習計画みたいだ!

相良 紗英(普段) 相良 紗英

つまり、長期修繕計画は固定的なものではなく、定期的な見直しを前提とした計画である、という理解で合っていますか?

黒瀬 志保 先生(笑顔) 黒瀬 志保 先生

そのとおりよ。
あわせて、計画に基づいた修繕積立金の設定も重要なテーマになるわね。

確認クイズ

長期修繕計画に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 長期修繕計画は、一度作成すれば、その後見直す必要はない。
  2. 国交省ガイドラインでは、新築時の計画期間の目安を30年以上としている。
  3. 国交省ガイドラインでは、既存マンションの計画期間の目安を10年以上としている。
  4. 長期修繕計画には、将来必要になる修繕の内容や時期を盛り込む必要はない。
こたえを見る

正解: 2. 国交省ガイドラインでは、新築時の計画期間の目安を30年以上としている。

正解は2。国交省ガイドラインでは新築時の計画期間の目安を30年以上としています。1は概ね5年ごとに見直すことが示されているため誤り。3は既存マンションの目安は25年以上とされているため誤り。4は長期修繕計画は将来必要になる修繕の内容・時期・費用の見込みをまとめる計画なので誤りです。長期修繕計画と修繕積立金は表裏一体の関係にあることも押さえておきましょう。長期修繕計画は完成形ではなく、常に更新され続ける生きた計画であることを理解しておきましょう。

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