火災が起きたとき、住民自身が使う設備と、消防隊が使う設備があります。それぞれの役割を整理しましょう。いざというときに落ち着いて行動するための備えにもなります。
廊下に置いてある赤い消火器って、実際に使ったことないんだけど、誰でも使えるものなの?
そうよ。
消火器は初期消火のための設備で、住民の誰もが使えるように設置されているの。
火が小さいうちに使うのが効果的よ。
それと、火が大きくなって逃げる必要があるときのために、避難器具も設置されていますよね。
そう。
避難はしごや緩降機、避難用タラップなどがあって、通常の階段が使えないときの避難経路になるの。
うぅ〜ん、廊下の緑色のライトって、あれも避難のための設備なのぉ?
よく気づいたわね。
あれは誘導灯よ。
避難口誘導灯や通路誘導灯があって、停電時でも避難口や避難経路がわかるようになっているの。
じゃあ、高いマンションだと消防車のホースは届かないんじゃない?
鋭い質問ね。
そのために連結送水管という設備があるの。
地上の送水口から消防車が水を送り込み、各階の放水口を使って消防隊が消火活動を行えるようにする配管設備よ。
つまり、消火器や避難器具は住民のための設備で、連結送水管は消防隊の活動を支える設備、という理解で合っていますか?
確認クイズ
消火器・避難設備・連結送水管に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 連結送水管は、住民が初期消火に使うことを主な目的とした設備である。
- 誘導灯には、避難口誘導灯や通路誘導灯などがある。
- 避難器具とは、通常の階段のみを指す用語である。
- 消火器は、消防隊のみが使用できる設備であり、住民は使用できない。
こたえを見る
正解: 2. 誘導灯には、避難口誘導灯や通路誘導灯などがある。
正解は2。誘導灯には避難口誘導灯や通路誘導灯などがあります。1は連結送水管は消防隊の活動を支える設備であり住民の初期消火が主目的ではないため誤り。3は避難器具は避難はしごや緩降機など通常の階段が使えないときの避難経路を指すため誤り。4は消火器は住民の誰もが使える設備なので誤りです。いざというときに慌てず対応できるよう、日頃から設備の位置を把握しておくことが大切です。避難経路の確保は、日頃からの共用部の使い方にも関わる重要なテーマです。