火災の発生を自動的に感知して知らせる自動火災報知設備には、感知の仕組みが異なる複数の感知器があります。早期発見は被害を最小限に抑えるための第一歩です。
天井についてる丸い機械、あれが火事を教えてくれるものなのぉ?
そうよ。
それが自動火災報知設備の一部で、感知器と呼ばれる機器なの。
感知器には大きく熱感知器・煙感知器・炎感知器があるわ。
熱感知器には、温度の急な上昇を感知する差動式と、一定の温度になったら作動する定温式がありますよね。
そのとおり。
厨房のように煙や湯気が出やすい場所では、煙に反応しやすい煙感知器よりも熱感知器が向いていることが多いのよ。
えーっ、煙感知器じゃなくて熱感知器を使う場所もあるんだ!
意外!
うぅ〜ん、じゃあ廊下とか階段はどっちの感知器が多いのぉ?
廊下や階段、居室などでは、早く煙をとらえられる煙感知器が広く使われているわ。
炎そのものの光を感知する炎感知器は、天井が高い場所などで使われることが多いの。
よっしゃ、要は場所に合わせて得意な感知器を使い分けてるってことだね!
適材適所ってやつだ!
補足すると、感知器は定期的な点検で作動状況を確認することが義務づけられていますね。
確認クイズ
自動火災報知設備の感知器に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 熱感知器には、差動式と定温式がある。
- 煙感知器は、周囲の温度変化のみを感知する感知器である。
- 厨房のように煙や湯気が出やすい場所では、煙感知器のみが用いられ、熱感知器は用いられない。
- 感知器には点検の義務がなく、設置後は確認を行わなくてよい。
こたえを見る
正解: 1. 熱感知器には、差動式と定温式がある。
正解は1。熱感知器には差動式と定温式があります。2は煙感知器は温度ではなく煙を感知する感知器なので誤り。3は厨房など煙や湯気が出やすい場所では熱感知器が用いられることが多いため誤り。4は感知器は定期的な点検で作動状況を確認する必要があるため誤りです。感知器の種類ごとの特性を理解しておくことは、設置場所の妥当性を判断するうえでも役立ちます。感知器の仕組みを理解しておくことは、誤作動やトラブルへの理解にもつながります。