蛇口をひねれば水が出るのは当たり前のようですが、マンションでは建物の高さや規模に応じて給水の仕組みを選んでいます。方式ごとの特徴は試験でも頻出です。
水道の水って、水道管からそのまま各部屋に来てるんじゃないの?
建物によって違うのよ。
低い建物なら水道本管の圧力をそのまま利用する直結直圧方式が使えるわ。
でも高いマンションだと本管の圧力だけでは届かないので、増圧ポンプを使う直結増圧方式や、いったん受水槽にためる方式が必要になりますよね。
そのとおり。
受水槽にためた水を屋上の高置水槽へポンプで揚げて、重力で各戸に流す高置水槽方式や、ポンプで直接圧送する方式もあるの。
うぅ〜ん、直結増圧方式はポンプの力を借りて水道管の水を押し上げる感じで、受水槽方式はいったんタンクに水をためておく感じ、なのぉ?
水をためておくのと、その場で押し上げるのとでどっちがいいの?
一長一短ね。
受水槽方式は断水時にもタンクの水を使える安心感がある一方、水質管理の手間がかかるの。
直結増圧方式は受水槽が不要で衛生的だけど、建物の規模に制限があるのよ。
つまり、建物の高さや規模、求める安心感によって、最適な給水方式を選ぶ必要がある、という理解で合っていますか?
完璧よ。
管理業務主任者としては、それぞれの仕組みと特徴の違いを押さえておくことが大切ね。
確認クイズ
給水方式に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 直結直圧方式は、受水槽にためた水をポンプで圧送する方式である。
- 直結増圧方式は、増圧ポンプを用いることで受水槽を設けずに給水できる方式である。
- 高置水槽方式は、水道本管の圧力のみを利用して各戸へ給水する方式である。
- 受水槽方式は、断水時であっても一切水を利用できない方式である。
こたえを見る
正解: 2. 直結増圧方式は、増圧ポンプを用いることで受水槽を設けずに給水できる方式である。
正解は2。直結増圧方式は増圧ポンプを用いて受水槽なしで給水する方式です。1は直結直圧方式ではなく受水槽方式などの説明なので誤り。3は高置水槽方式は受水槽の水を高置水槽へ揚水する方式であり、本管の圧力のみを使う方式ではないため誤り。4は受水槽方式は断水時でもタンク内の水を利用できる場合があるため誤りです。各方式の長所・短所を比較して覚えておくと得点につながります。給水方式の切り替えは、大規模修繕にあわせて検討されることもあります。