建物を雨水から守る防水と、外壁の劣化を見つける調査方法は、大規模修繕を考えるうえでも重要なテーマです。放置すると建物内部への浸水にもつながりかねません。
屋上とかベランダの床って、なんだかツルッとしてて独特な感じがするのぉ。
あれって何のためなの?
それがメンブレン防水よ。
アスファルト防水やシート防水、塗膜防水など、膜のような層を作って雨水の侵入を防いでいるの。
屋上の防水って、傘とかレインコートみたいな役割ってこと?
いい例えね。
そしてもう一つ大事なのが、外壁のタイルとタイルの間や、サッシまわりの隙間に詰める材料。
シーリングのことですね。
ゴム状の材料で、経年により硬化してひび割れると防水性能が落ちてしまいます。
うぅ…じゃあ外壁のタイルが浮いてるかどうかって、どうやって調べるの?
見た目じゃ分からなそう。
そこで使われるのが打診調査。
打診棒やテストハンマーで壁を叩いて、音の違いから浮きや剥離を見つけるの。
ほかに赤外線を使う調査方法もあるのよ。
スイカを叩いて熟れ具合を確かめるのと似てるかも!
音でわかるって面白いね!
補足すると、外壁タイルの落下は歩行者への被害にもつながるため、定期的な打診調査が特に重要視されていますね。
確認クイズ
防水・外壁に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- メンブレン防水とは、コンクリートの中性化を防ぐための工法である。
- シーリング材は経年により硬化・ひび割れし、防水性能が低下することがある。
- 外壁タイルの浮きは、打診調査を行わなくても目視だけで確実に判定できる。
- 打診調査とは、外壁を赤外線カメラのみで調べる調査方法をいう。
こたえを見る
正解: 2. シーリング材は経年により硬化・ひび割れし、防水性能が低下することがある。
正解は2。シーリング材は経年劣化により硬化・ひび割れし、防水性能が低下します。1はメンブレン防水は雨水の侵入を防ぐ防水工法であり、中性化対策ではないため誤り。3は打診調査などが必要で目視だけでは判定が難しいため誤り。4は打診調査は打診棒やテストハンマーで叩いて音を確認する方法であり、赤外線調査は別の手法なので誤りです。防水・外壁は劣化を発見しにくい部位だからこそ、定期的な調査診断が欠かせません。雨漏りなど深刻なトラブルに直結するため、早期発見が特に重要です。