規約は建物運営の基本ルールですが、ペット飼育や楽器演奏のような生活に密着した細かいルールは、使用細則で補うことになります。
先生ぇ、うちのマンション、小さい犬なら飼ってもいいことになってるんだけど、こういうのって誰が決めてるのぉ?
それはね、使用細則で定められていることが多いのよ。
規約に基づいて、使用に関する具体的な事項を細かく決めたものが使用細則なの。
つまり、ペットの飼育の可否や飼育方法の具体的なルール、楽器を演奏してよい時間帯などは、規約本体ではなく使用細則で定める、という理解で合っていますか?
その通り。
規約本体には基本方針を、使用細則にはもう少し細かい運用ルールを書き分けるのが一般的なのよ。
そういえば最近、民泊っていうのもニュースでよく聞くけど、マンションでもできるの?
いいところに目をつけたわね。住宅宿泊事業、いわゆる民泊は、実施できるかどうかがマンションによって変わってくるの。
だから規約でその可否を明確にしておくことが望ましいとされているのよ。
むむむ…規約に何も書いていなかったら、民泊はやり放題になっちゃうのぉ?
そうなの。
規約が曖昧だとトラブルの原因になるから、「営むことができる」か「営むことができない」かを、はっきり規約に書き込んでおくことが推奨されているのよ。
よっしゃ、要は「暮らしのルールは細則で、住み方の大方針は規約でしっかり決める」ってことだね!
確認クイズ
標準管理規約における使用細則等に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ペットの飼育の可否や飼育方法に関する具体的なルールは、使用細則で定めることができる。
- 住宅宿泊事業(民泊)を実施できるかどうかは、区分所有法によって全国一律に定められており、マンションごとに規約で定める余地はない。
- 使用細則は理事長が単独で自由に制定・変更でき、総会の決議は不要である。
- 楽器の演奏に関するルールは、使用細則で定めることができない。
こたえを見る
正解: 1. ペットの飼育の可否や飼育方法に関する具体的なルールは、使用細則で定めることができる。
正解は1。ペットの飼育の可否や具体的な飼育ルールは使用細則で定めることができます。2は住宅宿泊事業を営むことができるかどうかは各マンションの規約で明確化することが望ましいとされており、全国一律に決まっているわけではないため誤り。3は使用細則の制定・変更は総会の決議を要する事項なので誤り。4は楽器演奏の時間帯等のルールも使用細則で定めることができるため誤りです。