排水設備は、汚れた水を建物の外へ適切に流すための重要な仕組みです。下水道の方式と通気管の役割を押さえましょう。仕組みを知らないと詰まりや悪臭の原因を見落としがちです。
トイレとかお風呂の排水って、全部同じ管を流れて下水道に行くんじゃないの?
公共下水道には二つの方式があるの。
汚水と雨水を同じ管で流す合流式と、別々の管で流す分流式よ。
分流式のほうが、大雨のときに汚水が雨水と一緒にあふれ出るリスクを減らせる、ということですね。
うぅ〜ん、合流式は同じ道を一緒に歩く感じで、分流式は別々の道を通る感じ、なのぉ?
いい感覚ね。
それともう一つ大事なのが、排水管につながる通気管の役割よ。
排水が流れるとき、管の中の圧力が変動して、トラップにためた水が引っ張られてしまうことがあるの。通気管はこれを防ぐために設けられているのよ。
要は、通気管は排水がスムーズに流れるように空気の逃げ道を作ってあげてる、ってこと?
そのとおり。
通気管がしっかり機能していないと、封水が切れて下水の臭いが室内に上がってくることもあるから、大切な設備なのよ。
確認クイズ
排水設備と通気方式に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 合流式とは、汚水と雨水を別々の管で流す下水道の方式である。
- 分流式とは、汚水と雨水を同一の管で流す下水道の方式である。
- 通気管は、排水時の圧力変動を緩和し、トラップの封水切れ(破封)を防ぐ役割を持つ。
- 通気管を設けなくても、排水トラップの封水が失われることはない。
こたえを見る
正解: 3. 通気管は、排水時の圧力変動を緩和し、トラップの封水切れ(破封)を防ぐ役割を持つ。
正解は3。通気管は排水時の圧力変動を緩和し、トラップの封水切れ(破封)を防ぐ役割を持ちます。1は合流式ではなく分流式の説明なので誤り。2は分流式ではなく合流式の説明なので誤り。4は通気管がないと封水が失われやすくなるため誤りです。通気管の不具合は悪臭や排水不良の原因になるため、点検時にあわせて確認することが大切です。排水設備は目に見えにくい部分だからこそ、通気管も含めた総合的な点検が欠かせません。日頃から排水の流れ具合に気を配ることも、早期発見につながります。