貸借対照表は、決算日などある一時点における管理組合の財産状態を写した書類です。数字の並びに戸惑いがちですが、成り立つ等式は一つだけです。
貸借対照表ってなんか難しそうな名前…結局何を表してるの?
毎年の総会資料にも入ってるやつだよね。
一言でいうと、決算日という「ある瞬間」に、管理組合がどれだけの財産と、どれだけの負っている義務を持っているかを写した書類よ。貸借対照表というの。
わたしのお店で例えると、大晦日の夜に「今、在庫はいくらで、仕入れ先への未払いはいくらか」をパチリと写真に撮る、みたいな感じなのぉ?
ふふっ、いい例えね。
まさにそう。
そして貸借対照表には絶対に成り立つ等式があるの。正味財産=資産-負債、つまり資産=負債+正味財産よ。
この式さえ押さえれば全体が読めるわ。
つまり、左側(資産)の合計金額と、右側(負債+正味財産)の合計金額は、必ず一致するという理解で合っていますか?
完璧よ。
もし管理組合の資産が3,000,000円、負債(前受金など)が200,000円なら、正味財産は2,800,000円ということになるわ。
この2,800,000円が、これまでの積み立ての成果ともいえるの。
うぅ、資産・負債・正味財産…3つとも別々に覚えてないといけないんだね。
テストで数字が出たら焦っちゃいそう。
あと、正味財産がマイナスになることってあるの?
大丈夫、資産と負債さえ分かれば、正味財産は差し引きで求められるから安心して。
そして正味財産のマイナスは理論上あり得るの。
支出が続いて負債が資産を上回れば起こり得るから、貸借対照表で財産状態を定期的に確認することが大切なのよ。
確認クイズ
管理組合の貸借対照表に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 貸借対照表は、一会計期間の収入と支出の流れを表す書類である。
- 貸借対照表では、資産の合計額と負債の合計額は常に一致する。
- 貸借対照表は、決算日など一定時点における資産・負債・正味財産の状態を表す。
- 正味財産がマイナスになることは、制度上あり得ない。
こたえを見る
正解: 3. 貸借対照表は、決算日など一定時点における資産・負債・正味財産の状態を表す。
正解は3。貸借対照表は一定時点のストック情報を表す書類である。1は収支報告書の説明であり誤り。2は資産=負債+正味財産という等式であり、資産と負債そのものが一致するとは限らないため誤り。4は支出超過が続けば負債が資産を上回り正味財産がマイナスになることもあり得るため誤り。