給湯設備 ― 局所式・中央式とレジオネラ対策

お湯の作り方の違いと、給湯設備で気をつけたい衛生管理を学びます。

マンションの給湯には、住戸ごとにお湯をつくる方式と、建物全体でまとめてつくる方式があり、それぞれに衛生管理上の注意点があります。特に集合住宅では衛生管理の視点が欠かせません。

日向 まどか(普段) 日向 まどか

お風呂のお湯って、どのマンションも同じ仕組みでつくってるの?

黒瀬 志保 先生(普段) 黒瀬 志保 先生

実は違うのよ。
住戸ごとに瞬間湯沸器などでお湯をつくる局所式給湯と、建物全体でまとめてお湯をつくって配る中央式給湯があるの。

相良 紗英(普段) 相良 紗英

中央式は大規模な団地やホテルなどで採用されることが多いですね。

白石 みつき(笑顔) 白石 みつき

うぅ〜ん、局所式は各家でお茶を沸かす感じで、中央式は大きなやかんでみんなの分をまとめて沸かす感じ、なのぉ?

黒瀬 志保 先生(普段) 黒瀬 志保 先生

わかりやすいわね。
それと、給湯設備で特に注意したいのがレジオネラ属菌よ。
適切な温度管理を怠ると、この菌が増殖してしまうことがあるの。

日向 まどか(びっくり) 日向 まどか

えーっ、お湯の中に菌がいるの!?
どうやって防ぐの?

黒瀬 志保 先生(普段) 黒瀬 志保 先生

貯湯温度を高めに保ったり、使用しない配管に湯水をためたままにしないなど、循環系統全体で衛生管理を行うことが対策の基本よ。
数値の細かい基準は設備によって異なるから、目安として押さえておいてね。

相良 紗英(普段) 相良 紗英

つまり、給湯設備は温度管理と定期的な清掃・保守が衛生上とても重要ということですね。

確認クイズ

給湯設備に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 局所式給湯とは、建物全体の湯をボイラーで一括してつくり配管で供給する方式である。
  2. 中央式給湯とは、住戸ごとに瞬間湯沸器等を設置して給湯する方式である。
  3. 給湯設備では、レジオネラ属菌の増殖を防ぐため、温度管理などの衛生対策が重要とされる。
  4. レジオネラ属菌は、給湯設備の衛生管理と無関係な細菌である。
こたえを見る

正解: 3. 給湯設備では、レジオネラ属菌の増殖を防ぐため、温度管理などの衛生対策が重要とされる。

正解は3。給湯設備ではレジオネラ属菌の増殖を防ぐための温度管理などの衛生対策が重要です。1は局所式ではなく中央式給湯の説明なので誤り。2は中央式ではなく局所式給湯の説明なので誤り。4はレジオネラ属菌は給湯・浴室設備の衛生管理に関わる重要な菌なので誤りです。循環系統全体を対象とした日常的な維持管理が、衛生確保の基本になります。給湯設備は毎日使うものだからこそ、衛生面の管理を怠らないことが大切です。

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