専有部分と共用部分 ― どこまでが自分のもの?

「うちの窓ガラスは誰のもの?」という素朴な疑問から、専有部分と共用部分の境界を学びます。

マンションのトラブルの多くは「どこまでが自分の部分か」の理解不足から起こります。ここをはっきりさせましょう。

白石 みつき(普段) 白石 みつき

先生ぇ、玄関のドアって、自分の部屋の入口だから自分のものなのぉ?

黒瀬 志保 先生(普段) 黒瀬 志保 先生

それがね、玄関ドアは原則として共用部分なの。
外側の見た目は建物全体の統一に関わるでしょう?
だから錠や内側の塗装以外は勝手に変えられないのよ。

日向 まどか(びっくり) 日向 まどか

えーっ!
自分ちのドアなのに?
じゃあ窓ガラスは?

相良 紗英(普段) 相良 紗英

補足すると、窓ガラスやサッシ、バルコニーも共用部分です。
ただしバルコニーなどは、その住戸の人だけが使える専用使用権が認められています。

黒瀬 志保 先生(笑顔) 黒瀬 志保 先生

そう。
標準管理規約は上塗り説という考え方をとっていて、天井・床・壁の内側の上塗り部分から内側が専有部分。
コンクリートの躯体そのものは共用部分なの。

白石 みつき(笑顔) 白石 みつき

ぽわわ〜、じゃあ壁の内側の空間はわたしので、壁そのものはみんなの、なのぉ。

日向 まどか(笑い) 日向 まどか

要は、目に見える中身は自分の、建物の骨組みはみんなの、って覚えればいいんだね!

確認クイズ

専有部分・共用部分に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 玄関ドアは住戸の入口なので、全体が専有部分である。
  2. 窓ガラスやサッシは、原則として専有部分である。
  3. バルコニーは共用部分だが、その住戸の区分所有者に専用使用権が認められる。
  4. 壁の内側の上塗り部分も含め、コンクリート躯体はすべて専有部分である。
こたえを見る

正解: 3. バルコニーは共用部分だが、その住戸の区分所有者に専用使用権が認められる。

正解は3。バルコニーは共用部分で、専用使用権の対象です。1は玄関ドアは原則共用部分なので誤り。2は窓ガラス・サッシは共用部分なので誤り。4は躯体は共用部分で、上塗り部分から内側が専有部分なので誤りです。

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